バックナンバー第4号(2007年5月29日)

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裁判員制度メールマガジン第4号 2007年5月29日発行
裁判員制度ウェブサイト http://www.saibanin.courts.go.jp/
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爽快な紺碧の空に,夏の訪れが感じられますが,皆様いかがお過ごしでし
ょうか。裁判員制度メールマガジン第4号をお届けします。
なお,バックナンバーは裁判員制度ウェブサイトのメールマガジンのペ
ジにてご覧いただけます。
━━■目次■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■「憲法週間行事結果報告」
■「裁判所豆知識」裁判員裁判用法廷について
■「 Q & A 」
■「新着情報」放送大学特別講義が放映されます。
■「新着情報」司法の窓第70号が掲載されました。
■「編集後記」
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「憲法週間行事結果報告」
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◎最高裁判所長官談話が裁判所ウェブサイトに掲載されました。
憲法記念日を迎えるに当たり,最高裁判所長官が談話を発表しました。
*談話全文
http://www.courts.go.jp/about/topics/1905_2.html
◎各地の裁判所の行事結果報告
前号でお伝えしたとおり,各地の裁判所では,「憲法週間」に関連して,
いろいろな行事を行いました。
その一部の模様をご紹介いたします。
○横浜地方・家庭裁判所
横浜地方・家庭裁判所では5月10日,11日の両日,憲法週間行事として
「刑事裁判傍聴会」を開催しました。当日は,刑事裁判の傍聴,
裁判員制度広報用映画「裁判員」の上映会及び裁判員制度についての説明・質疑応答を
行いました。質疑応答の際には,数多くの質問が出され,
両日とも終了予定時間を過ぎても質問が尽きない状況となり,裁判員制度導入に
対する関心の高さがうかがわれました。
参加者の方々からは,
「法の知識がない市民が裁判所の方とお話をできるのは
とても貴重なことだと思う。このようなイベントをもっと企画してほしい。」「映画の収録舞台となった法廷で映画鑑賞ができたので
具体的なイメージが広がった。」等の感想が寄せられました。
○奈良地方・家庭裁判所
奈良地方・家庭裁判所では,5月17日に「来て。見て。わかる。裁判
員制度~あなたの疑問にズバリお答えします!~」と題し,県内法曹三者
のトップ(裁判所所長,検察庁検事正,弁護士会会長)が参加者と意見交換を
行う催しを開催しました。
裁判員制度の対象を一定の重大事件とした理由など制度についての鋭い
質問や,今後国民が準備しておくことは何かなどの実施を見据えた質問等
が出されました。予定時間を超過しても答えきれないほどの多くの質問が
出され,最後には,今回のような研修や模擬評議などを数多く行ってほし
いというご意見もいただき,裁判員制度についての県民の関心の高さを感じることができました。
なお,催しの詳細は,裁判所ウェブサイトの奈良地方裁判所ホームページ
http://www.courts.go.jp/nara/)に掲載中です。
奈良地方裁判所では裁判員制度に関する出張講義等を行っています。
是非ご活用ください。
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「裁判所豆知識」裁判員裁判用法廷について
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「裁判員は法廷のどこに座るのか」という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
現在,裁判員制度のスタートに備えて,急ピッチで,
裁判員裁判用の法廷の整備が進められています。裁判員は,裁判官とともに,
法廷内の「法壇」と呼ばれる位置に着席してもらうことになりますが,その法壇は,
裁判員や裁判官が,互いに意思疎通をしやすいようアーク型(湾曲型)
とされるなどの工夫が施されています。裁判員裁判用の法廷については,
法壇の写真等を交えた紹介記事
( http://www.courts.go.jp/about/sihonomado/pdf/69_saibanInSeido01.pdf)
がありますので,是非ご覧ください。
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「Q&A」
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裁判員制度ウェブサイトでは,裁判員制度に関する皆様からのご意見を
メールで受け付けています。ここではよく寄せられる質問についてお答えします。
Q.裁判員に選ばれたら,何日くらい裁判に参加するのですか。
A.多くの事件は3日程度で終わります。
実際に裁判員として裁判所に来ていただく日数は,それぞれの事件の内容
により異なりますが,裁判員裁判では,裁判員の方が参加される前に,争点
や証拠を十分整理し,審理の計画が明確にされます。現在各地において行わ
れている裁判員模擬裁判の成果も踏まえると,裁判員裁判の対象事件のうち
約7割の事件は連続した3日間で終わる見込みです。
それでも,約1割の事件では審理に必要な日数が5日を超えることが見込
まれていますが,このような事件でも,例えば週3日程度で2週間裁判をす
るなど,期日指定のあり方を工夫し,少しでも裁判員の方のご都合に配慮した
運用ができるよう検討を進めています。
Q.裁判が1日で終わらない場合,裁判員は自宅に帰ることができないのです
か。
A.帰宅してもらってかまいません。陪審制度を採用している国の中には,裁
判が終わるまで自宅に帰ることが許されない例もあるようですが,
裁判員制度では,そのようなことはありません。
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「新着情報」放送大学特別講義が放映されます。
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裁判員制度について,制度の意義や仕組みなどを取り上げた放送大学テレビ放送が
放映されます。この放送をご覧いただき,裁判員制度について、
より一層ご理解いただければ幸いです。
放 映 日:平成19年6月2日(土)20:00~20:45
8月29日(水)20:00~20:45ほか
(詳しい放映日時についてはhttp://www.u-air.ac.jp/ をご覧ください。)
制作:放送大学学園
タイトル:「特別講義変わる刑事裁判~裁判員制度~」
講師:最高裁判所事務総局刑事局参事官鬼澤友直
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「新着情報」司法の窓第70号が裁判所ウェブサイトに掲載されました。
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裁判所広報誌の「司法の窓」最新号が裁判所ウェブサイトに掲載されました。
裁判員制度広報用映画「評議」に裁判長役で出演されるなど,
裁判員制度広報にご活躍いただいている俳優の榎木孝明さんと島田仁郎最高裁判所長
官の対談記事など内容盛りだくさんです。
是非ご覧ください。
http://www.courts.go.jp/about/sihonomado/sihonomado70.html

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「編集後記」
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裁判員制度の施行まで残り2年となります。
来月には,裁判員の参加する刑事裁判に関する最高裁判所規則が制定される予定です。
次号では,その概要をお伝えします。
また,本号でお伝えした裁判員制度に関する説明会や映画上映会のほか,
全国各地で模擬裁判が実施されています。中でも,東京地方裁判所で5月30日から6月1日にかけて行われる模擬裁判では,
様々な企業のご協力をいただき,各社5名ないし20名の裁判員候補者名簿を
提出していただいた上で,その名簿から裁判員を選ぶ模擬の裁判員選任手続が実施され,
そこで選ばれた方がそのまま裁判員役となって,模擬裁判に臨ます。
次号では,この模擬選任手続の様子もお知らせしたいと思います。
(編集部)
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