バックナンバー第8号(2007年12月3日)

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裁判員制度メールマガジン第8号2007年12月3日発行

裁判員制度ウェブサイト http://www.saibanin.courts.go.jp/
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今年もあわただしく過ぎ去ろうとしておりますが,皆様いかがお過ごしで
しょうか。裁判員制度メールマガジン第8号をお届けします。
なお,バックナンバーは裁判員制度ウェブサイトのメールマガジンのペー
ジにてご覧いただけます。

━━■目次■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■「トピックス」上戸彩さんからメッセージをいただきました。
■「新着情報」最高裁判所映画上映会のご案内
■「新着情報」シネマ・アドバタイジングについて
(お正月映画と裁判員制度)
■「新着情報」裁判員選任手続パンフレットがリニューアルされました。
■「行事報告」各地で裁判員制度広報行事が行われています。
■「 Q & A 」
■「編集後記」
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「トピックス」上戸彩さんからメッセージをいただきました。
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メールマガジンをご覧のみなさんへスペシャルプレゼント!今年度,裁判
員制度の広告でキャラクターをつとめる上戸彩さんから,メールマガジンの
読者に向けたメッセージをいただきましたので,ご紹介いたします!

♪上戸彩さんのメッセージ♪
「上戸彩です。もうすぐ裁判員制度が始まることくらいは,何となく知っ
ていましたが,今回のお仕事をいただくまで,裁判員制度について深く考え
たことはありませんでした。でも,お仕事を通じて多くの裁判が3日以内で
終わることなど,裁判員制度についていろいろと学ぶことができました。
みなさんも,私と一緒にひとつひとつ学んでみませんか?」

現在,裁判所では,上戸彩さんをキャラクターとして,新聞,雑誌,イン
ターネットバナー等で,みなさんに裁判員制度を少しでも身近に感じていた
だけるような広告を展開しています。まだご覧になっていない読者のみなさ
んにも,どこかできっと目にしていただけると思います。
裁判員制度ウェブサイトでは,裁判員制度特設サイトを開設しました!同
サイトでは,アクセスされた方の関心に応じた内容を盛り込んだQ&Aコー
ナーや,上戸彩さんの壁紙をダウンロードできるコーナーを設けていますの
で,是非ともご利用ください。また,全国各地の裁判所が行っている各種イ
ベントも,特設サイトで紹介しています。裁判員制度ウェブサイトのトップ
ページにある上戸彩さんのグラフィックをクリックするとアクセスできます。
http://www.saibanin.courts.go.jp/
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「新着情報」最高裁判所映画上映会のご案内
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最高裁判所では裁判員制度導入に向けて,国民の皆様に裁判員制度の内容
をもっと知っていただくために,広報用映画を制作しています。
最高裁判所では広報用映画上映と最高裁庁舎見学をセットにした企画を実
施します。
今回上映するのは,映画「評議」(出演:中村俊介,榎木孝明ほか)で,
評議のシーンを中心に,裁判員裁判の模様が描かれています。
日時や集合場所については裁判所ウェブサイトでご案内しています。
皆様のお申し込みをお待ちしております。
http://www.courts.go.jp/saikosai/kengaku/07_12_19_eiga_jyouei.html
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「新着情報」シネマ・アドバタイジングについて
(お正月映画と裁判員制度)
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突然ですが,「シネマアドバタイジング」というものをご存じでしょうか?
映画館では,映画の上映前にCMが流れますよね。
あのCMが「シネマアドバタイジング」です。

なぜこんなお話をするのか?

実は!
この冬,全国の映画館で「裁判員制度」のCMが上映されます。
上映されるのは,裁判員制度CM「あの頃の気持ちのままで」です。
このCMは,「子どものころの経験」をモチーフに,裁判員制度にどのよ
うな意義があるのかを,60秒でまとめたものです。

12月上旬から1月上旬にかけて,全国の映画館(約100館)で上映さ
れる予定です。
皆さんのお近くの映画館でも上映されるかもしれませんので,お正月映画
とともにお楽しみください。

※一部映画館では,裁判員制度について説明された漫画の配布も行っています。
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「新着情報」裁判員選任手続パンフレットがリニューアルされました。
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裁判所では,より多くのみなさんに裁判員裁判への理解を深めていただく
ため,裁判員等選任手続などについて説明したパンフレットを作成してきま
した。
このたび,このパンフレットをリニューアル!ここでも,表紙には上戸彩
さんを起用。中身もより充実させました。国民のみなさんが裁判員に選任さ
れるまでの手続の流れについて,イメージ図を用いながら分かりやすく説明
するとともに,仕事を理由とする辞退について詳しく説明し,Q&Aを充実
させるなど,さらに情報を盛り込んでいます。
このパンフレットは,全国各地の裁判所が実施している説明会,模擬裁判
等の各種イベントにおいて,随時配布する予定ですが,「まずはパンフレッ
トを見てみたい!」という方は,最寄りの地方裁判所までお気軽にお問い合
わせください。
なお,パンフレットは,裁判員制度ウェブサイトでもご覧いただくことが
できますので,是非ともご利用ください。
http://www.saibanin.courts.go.jp/news/senninpamphlet.html
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「行事報告」各地で裁判員制度広報行事が行われています。
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裁判所では,より多くの方に裁判員裁判への理解を深めていただくため,
裁判員制度に関連した催しを行っています。
その一部の模様をご紹介します。

○名古屋地方・家庭裁判所

11月10日,愛知県犬山市の犬山国際観光センターにおいて裁判員制度
セミナーを開催しました。比較的少人数の参加者で実施する予定でしたが,
予想以上に多くの方の参加をいただきました。
当日は,裁判官が裁判員制度の説明を行った後,広報用映画「評議」を上
映し,映画を一旦途中で止めて,被告人の量刑,実刑が相当か執行猶予が相
当かについて,参加者に自由に意見を述べていただく形式で,評議を疑似体
験していただきました。参加者からは,「裁判員の職務の内容を具体的にイ
メージできた。」「裁判員になることの不安が少しだけ小さくなった。」な
どのご意見をいただきました。今後,愛知県下の豊川,半田,瀬戸,豊田で
も同様の企画を開催し,評議を少しだけ疑似体験していただく予定です。

○盛岡地方・家庭裁判所

盛岡地方・家庭裁判所では11月8日に主演の村上弘明さんを招いて会場
の映画館が満員となる中,所長と村上さんの対談,映画「裁判員~選ばれ,
そして見えてきたもの~」の上映,裁判官による質疑応答を行いました。
村上さんは,「裁判員は職種が異なる人の視点から考えるという貴重な体
験であり,皆さんも積極的に参加してほしい。僕も,ぜひ参加したい。」と
力強く語り,上映後の質疑応答では,裁判官から,大多数の事件は3日以内
で終わること,公開の法廷で話されたことや裁判の感想は話してもいいこと
等を説明しました。終了後のアンケートでは,今まで消極的だったが,村上
さんの言葉を聞いて前向きに考えるようになった,裁判所が身近に感じられ
た企画であった等,多くの方から好意的な意見をいただきました。
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「Q &A 」
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裁判員制度ウェブサイトでは,裁判員制度に関する皆様からのご意見を
メールで受け付けています。ここではよく寄せられる質問についてお答えします。
Q.「呼出状」という言い方に抵抗を感じるのですが,裁判所に行く日の
通知文書は「呼出状」という標題なのですか。

A.裁判員法27条1項は,裁判所は,裁判員等選任手続に裁判員候補者を呼
び出さなければならないと定めており,同条2項は,この呼出しは「呼出状」
の送達によってすることと定めています。
また,裁判員候補者として呼出しを受けたにもかかわらず,正当な理由も
なく裁判所に来られない場合には,10万円以下の過料に処せられることが
あります。
「呼出状」は,このような法的効果を生じさせる書面であり,そのことを
確実に裁判員候補者の方にお知らせする必要があるので,選任手続期日に
おいでいただくための書面には「呼出状」であることを明示する必要があると
考えています。
もっとも,書面の標題を「呼出状」にするかどうかについては,例えば,
「裁判員等選任手続期日のお知らせ」とした上で,その書面のどこかで呼出状
であることがわかるようにすることなども含めて検討しているところです。
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「編集後記」
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気が付くと,今年も残すところあと1か月。
月日の早さには本当に驚かされます。

裁判所が,メルマガを発行するという日本初の試み(笑)を始めてから
10か月が過ぎ,本号で第8号目となりました。最近,読者数も急増し,皆
さまの裁判員制度に対する関心が高まっているのを肌で感じているところで
す。

メルマガの内容については,単なる情報の寄せ集めにならないように,毎
回頭を悩ませているところですが,今後も,皆さまにとって有益で,より分
かりやすいものを作っていきたいと考えています。
引き続き,ご愛顧のほどよろしくお願いします。
次号は年明けになります。よいお年をお迎えください。(編集部)
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判所には届きません。
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