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裁判員制度トップページ > ● 就業規則において,(1)裁判員候補者名簿記載通知を受けたこと,(2)裁判員候補者として呼出しを受けたこと,(3)裁判員や補充裁判員に選任されたことについて,使用者に対する報告を義務付けることは問題ないでしょうか。

● 就業規則において,(1)裁判員候補者名簿記載通知を受けたこと,(2)裁判員候補者として呼出しを受けたこと,(3)裁判員や補充裁判員に選任されたことについて,使用者に対する報告を義務付けることは問題ないでしょうか。

裁判員法101条1項では,何人も,裁判員や裁判員候補者等の氏名,住所その他の個人を特定するに足りる情報を公にしてはならないとされています。そして,「公にする」とは,そのような情報を不特定又は多数人の知り得る状態に置くことをいいますから,裁判員等が,休暇の取得のためその他の理由から,自分が裁判員等であることを他人に話したとしても,この規定に違反するものではないと考えられます。
したがって,就業規則において,従業員に対し,(1)裁判員候補者名簿記載通知を受けたこと,(2)裁判員候補者として呼出しを受けたこと,(3)裁判員や補充裁判員に選任されたことについて,使用者に対する報告を義務付けた場合であっても,それが,(1)から(3)までに該当する従業員が一定の期間不在となることに伴って,従業員の勤務体制の変更等を行う必要があるなど,合理的な必要性があることに基づき,その必要性の範囲内で,報告を義務付けるものであるときは,その義務付け自体が裁判員法に違反することとはならないものと考えられます。