メインコンテンツへスキップ(スクリーンリーダーをご利用の方、キーボード操作の方のアクセシビリティ向上のため設置)


裁判員制度トップページ > 映画「裁判員〜選ばれ,そして見えてきたもの〜」の披露試写会を行いました(2007.4)

映画「裁判員〜選ばれ,そして見えてきたもの〜」の披露試写会を行いました(2007.4)

舞台挨拶

4月から全国の裁判所ほかで貸出開始 →お問い合わせは,お近くの地方裁判所の総務課

 平成19年3月20日(火),最高裁判所講堂で,映画「裁判員〜選ばれ,そして見えてきたもの〜」の披露試写会を行いました。会場には,主演の村上弘明さん,山口果林さん,前田愛さん,泉政行さん,浜田晃さん,飯田基祐さんら6名の出演者と梶間俊一監督が駆けつけてくださいました。

島田最高裁長官

●島田最高裁長官

裁判員にどのようにして選ばれるのかのイメージを,初めて映像化したのがこの映画です。裁判員制度が始まりますと,皆さんが裁判員として参加していただくことにより,裁判所に対する信頼の念やご理解が今まで以上にますます深まることが期待されています。また,皆さんが裁判員の経験をされて,何か今まで見えていなかったものが見えてくるのではないかと思います。この映画のタイトルもそのようなことを意味します。皆さんも,この映画をご覧いただいて,何が見えてくるのかお一人お一人よく考えてみていただきたいと思います。

村上弘明さん●村上弘明さん

この作品では,色々役について考えることはせずに,役としてではなく,自分としてどう思うか,自分だったらどう行動するかということを考えて演じました。そういった意味で,自分自身のキャリアの中で,最も自分が投影されている役ではないかなと思っています。裁判員の経験を通して,自分,家族といったものを見つめ直すいい機会だと思います。是非じっくりご覧ください。

山口果林さん

●山口果林さん

私は出演することが決まってから,40年ぶりに東京地裁の法廷傍聴に行きました。その時はとても緊張してしまって,くたびれ果てたのですが,この作品の撮影が終わった後に,もう一度地裁に行って法廷を傍聴しましたら,最初に行ったときほどの緊張感はなく,冷静に法廷に座っていられました。皆さんもこの映画を見ることで,ちょっと疑似体験を事前にして,2年後に備えてみてはいかがでしょうか。

前田愛さん●前田愛さん

この映画を通して,たくさん,いろんなものを感じたり,勉強できたと思っています。お芝居の中で,裁判員に選ばれたときの不安や戸惑いを,自分自身に置き換えたりしたのは初めてだったので,面白く,貴重な経験となりました。また,新しい制度をどのように自分の中で消化していくのか,向き合っていくのかということも考えさせられました。皆さんにもじっくり見ていただければいいなと思っています。

浜田晃さん

●浜田晃さん

俳優として,今まで40年近く経ちますが,本物の裁判所で弁護人を演じたのは,初めての経験でした。裁判員制度が始まると,私自身も役者としてではなく,裁判員として壇上に上がる機会があるという,そんなことはまるで予測しておりませんでした。現時点で色々な不安があります。今日,皆さんがこの映画を見ることによって,少しでも不安を取り除いて,新しい制度に向き合える機会になればと思っています。

泉政行さん●泉政行さん

僕はこの作品に携わるまでは,裁判員制度というのは,言葉くらいしか知らなくて,内容の方はよくわかりませんでした。でも,この作品の撮影が終わった後は,友達とかといる時に裁判員制度っていうのは,こういうものなんだよっていうふうに自慢げに話せるようになりました。皆さんもこの映画を見て,家に帰ったら家族とかに胸を張って自慢してください。

飯田基祐さん

●飯田基祐さん

私の役は,抽選で裁判員に選ばれた一般の市民の方々に,裁判所の職員として,これからどういうことが行われるかということを説明するものでした。台詞をいただいたときになかなか流ちょうに説明ができなくて,どうしたものかと思ったんですけれども,考えてみれば,この制度自体が初めて始まるものですし,職員の方々も全く初めてこういう説明をするのかなと考えたときに,急に職員の方々と近くなれまして,台詞もうまくしゃべれているのではないかと思います。

梶間俊一監督●梶間俊一監督

私が初めてシナリオを読ませてもらったときに,あっ,これはなかなか面白いと思いました。どうしてかというと,中年の村上さんが,最初と最後で成長して変わっていく。中年の親爺が自分の考え方を変えるということはそうないんです。ところが,この裁判員に選ばれることによって,中年だけではなく,前田愛さんのような若い人もいますし,その人たちも変わっていく。みんな裁判員に選ばれることをきっかけに人間が変わりうるんだという・・・といっても,人間簡単には変わりません。変わりにくいんだけれども,変わりうるんだという中年の成長ドラマにしたらいいんじゃないかとまず考えました。それと,もう一つ,そこにいる裁判官である山口さんとか,弁護人である浜田さんとか,職員である飯田さんとか,司法に携わる人たちもだんだん変わっていく,変わりうるんだということを確信しました。ということで,この映画を見ると,緩やかだが,みんな意識が変わることができるといった映画です。是非ご覧ください。

定員400人のところ1368人の方からご応募いただき,当日は,大変な盛況となりました。たくさんのご応募ありがとうございました。

(アンケートの中で寄せられたみなさんの声)

  • 是非,この裁判員制度に参加してみたいです。さらに興味がわきました。
  • それほど難しいものではなく,自分の感覚や考えを述べればいいのだという事が分かった。
  • 他人事で頭を悩ます余裕などない,犯罪なんて関係ないと思って,人間関係が益々薄くなっている時代にこそ,必要な制度なのかもしれません。

今後,各地において上映会等が行われる場合には,裁判所ウェブサイトの各地の裁判所のウェブサイト等で随時ご案内させていただきます。

映画「裁判員〜選ばれ,そして見えてきたもの〜」