平成29年5月22日
- 裁判員候補者の辞退率上昇・出席率低下の原因について,統計資料等に基づく客観的な分析を行うため,裁判員裁判に関する統計資料と国民一般を対象としたアンケート調査等に基づく分析業務を,株式会社NTTデータ経営研究所に委託して実施しました。
- 分析業務においては,辞退率上昇・出席率低下の原因の仮説として,(1)審理予定日数の増加傾向,(2)雇用情勢の変化,(3)高齢化の進展,(4)裁判員裁判に対する国民の関心の低下,(5)裁判員候補者名簿の規模の縮小に伴う年間名簿使用率の上昇を設定し,分析を加えています。
そのほか,一部の庁で実施されている運用上の工夫(呼出状の再送達・事前質問票の返送依頼)の検証や,選任手続期日に出席した裁判員候補者の構成割合と国勢調査の人口構成との比較分析を実施しています。 - アンケート調査に御協力いただいた皆様には感謝申し上げます。
- 「裁判員候補者の辞退率上昇・出席率低下の原因分析業務報告書」